治療方針

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POLICY治療方針

療方針

水いぼ(伝染性軟属腫)
伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)とは、伝染性軟属腫ウイルスの感染により生じます。 感染が拡がって、徐々にイボの数は増えますが、体にウイルスに対する免疫が成立すると自然に治癒します。通常は半年~1年で自然に治りますが、免疫が成立するまでの間はイボが増加し続けますので、たくさんの水イボができて難治化する場合、さらに、水イボに痒みを生じ、周辺の皮膚が湿疹化することもあります。問題を生じる時には、必要に応じて治療を行います。治療は専用のピンセットで水イボをひとつひとつ摘み取る方法です。
痛みを伴うため、当院では、治療1時間ほど前に局所麻酔薬の貼り薬を貼り、治療中の痛みは和らげるようにします。 また、局所麻酔薬の貼り薬のアレルギー反応が出ないか判定致します。
とびひ(伝染性膿痂疹)
虫さされやすり傷、湿疹を引っ掻いた場所等に細菌がつくことによって、みずぶくれができたり、それが破れてじくじくした局面になってきます。
原因としては、黄色ブドウ球菌や、化膿性連鎖球菌が産生する毒素によるものとされ、原因となった菌によって、症状も異なってきます。治療としては、抗生物質の外用、内服が主体となります。
にきび(ざ瘡)
男性ホルモンの作用により、皮脂の分泌亢進と、毛孔の閉塞が生じます。すると、毛包内に皮脂の貯留を来たし、常在するアクネ菌が増殖します。アクネ菌により各種炎症誘発物質が産生され、毛包周囲に炎症を生じ、にきびとなります。
小さな毛穴のつまりを取るのに効果があるディフェリンゲルや抗生剤の外用、内服、ビタミン剤内服、ホルモン剤(当院では低用量ピルの処方は行っておりません)を症状に応じて処方します。
いぼ
手足にできる感染性のイボのことを尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)といいます。 ヒトパピローマ・ウイルスの感染により生じ、うつってだんだんと数が増えてきます。治療は液体窒素で冷凍凝固処置するのが一般的です。
ただし、少し痛みを伴う治療ですので、小さなお子様に対しては痛みの少ないモノクロロ酢酸やスピール膏などほかの方法を組み合わせて治療していきます。
アトピー性皮膚炎
季節によって、良くなったり、悪くなったりを繰り返すのが特徴です。 乳幼児期(生後2ヶ月から2~4歳)は顔、体に皮疹がでることが多く、小児期(3、4歳から10~12歳)になると、四肢にも目立つようになります。
成長するにつれて自然に症状が軽くなってくる人も多いのですが、成人になっても症状が改善しない場合もあり、症状が重く、治りにくくなることがあります。
治療としては、予防として、皮膚に対する刺激(ホコリ、花粉、化粧品等)を極力避けることと、乾燥肌に対して保湿剤を継続して外用することが重要で、できてしまった湿疹に対してはステロイド外用剤の使用が必要になることが多いです。
また、かゆみに対して、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の内服が行われます。 検査としては、皮内反応やスクラッチテストがありますが、簡便な方法として、採血をさせてもらい、血液の中のIgEという抗体の数を調べることが行われます。
水虫(足白癬)
白癬菌というカビの一種が、足の皮膚の角質層に入り込んで繁殖することによって起きる病気です。
カビは高温多湿の環境で活発に繁殖しますので、水虫は夏になると症状が悪化することを繰り返します。角質層が分厚く肥厚しているため塗り薬の吸収が悪く、治療には時間がかかります。飲み薬が必要になることもあります。
症状がなくなってもやめずに両足全体に3か月間の外用が推奨されています。
しみ(老人性色素斑/肝斑)
老人性色素斑は、紫外線による皮膚のダメージが主な原因で、長年日光に暴露されてきた顔面や腕、手の甲などにできます。
肝斑は、女性に多い、両頬に左右対称性に広がるシミです。妊娠・出産をきっかけに現われることがあります。また、日光に当たると悪化するので、夏になると色が濃くなる傾向があります。過労やストレス、ある種の薬剤(経口避妊薬、抗てんかん薬などの一部)も症状を悪くする要因です。
レーザー治療は無効で、飲み薬や塗り薬を用いた治療が有効です。 当院では、レーザー治療は行っておりません。塗り薬や飲み薬などで治療を行っております。
男性型脱毛症
思春期過ぎに遺伝的背景を持つ男性の前頭部から頭頂部で起こります。症状は進行性で、一度症状が出始めると、その後は徐々に薄毛が進行してゆきます。 直接の原因物質はDHT(ジヒドロテストステロン)で
す。DHTは5α-還元酵素によってテストステロンから作られ、このDHTが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合すると、脱毛シグナルが出さ れ、毛の成長が止まってしまいます。
治療法にはミノキシジル(商品名:リアップ)を代表とした外用療法や、フィナステリド(商品名:プロペシア)の内服療法、外科的治療法である植毛などがあります。 当院ではフィナステリド(商品名:プロペシア)を処方しています。
巻き爪
巻き爪には、爪の弯曲が強くなった状態の弯曲爪(狭義の巻き爪)と、爪の角が肉に食い込んだ状態で痛みを伴う陥入爪があります。当院では、保険では、ガター法(陥入爪にチューブを挿入する方法)、フェノール法(爪を一部切り、フェノールでやく方法)行っております。自費診療として超弾性ワイヤーと巻き爪クリップを施行しています。詳細は診療案内をご参照してください。(陥入爪にチューブを挿入する方法)、フェノール法(爪を一部切り、フェノールでやく方法)行っております。自費診療として超弾性ワイヤーと巻き爪クリップを施行しています。詳細は診療案内をご参照してください。
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